筝曲さんは元気だろうか?
ある日、なんとなくNHKを見ていたら、こんな番組が流れてきた。
www6.nhk.or.jp思わず目が釘付けになってしまった。
だってここに出てくる人たち、私にそっくり。
特に「屍派」というアウトロー俳句集団は、社会からはじき出された人が寄り添ってお酒飲みながら、歌会をするというとても高貴な集団でいらした。宮藤官九郎が好きそうな集団だ。
その屍派の中に「筝曲さん」というあだ名の俳人さんがいたのだけども、
どうして筝曲さんかって言うとそれは、双極性障害の「双極」をもじってリーダーがつけたんだそうだ。
ああ、なんて温かい話なんだろう。そしてとてもかっこいい。
社会なんかクソくらえとでも言っているようだ。
自分の障害を名前に。とても良い名前だと思う。
筝曲さんは、お酒を飲みすぎてアジトに倒れこんできたりして、心配だったけど、また、アジト周辺も、すっかり混沌とした、何でも受け入れる雰囲気がきれいに改築されてしまったけれども、あの後、筝曲さんと屍派は元気でやっているだろうか?
社会のはぐれ者としては、筝曲さんにも屍派にもそのままでいてほしい、アウトローな居場所ってやっぱ必要だよなと思うのだ。汚い場所でぎゅうぎゅうになって集まっていてほしい。きれいごとじゃない寄り添いって好きだ。
かくいう私も筝曲先生に影響されて、「詠伝叡智(えいでんえいち)」という名前でラジオに投稿することがある。ADHD=えいでぃーえいちでぃー=詠伝叡智。考え抜いた想いを伝えたいですという意味をこめて。この名前でメールを読まれたことは、まだ、無い。
ま