今日の夢
覚え書き。
小学生の自分。
母がでかいステーキ肉を買ってきた。
父がそれを焼いたがほぼ生焼けだった。
妹はそれを全部食べた。私の分まで食べた。
母はステーキ肉を大量に買って来ていた。
けれども、まだ冷蔵庫の中には冷凍された大きな肉が残っているのに。
しまっておかないと、母が不機嫌になるからもったいないと思いながらしまった。
父母は幸せそうにしている。
小学校へ行った。妹は父母にもっといいお肉が食べたい買ってきてと言っていた。
だから、私は、妹に、もっと苦労しなきゃだめだと言った。そのままじゃ何もできない人になっちゃうよと。
妹はわかったと言い、ステーキの焼き方をノートにまとめた。まとめ方は綺麗ではない。
そこで夢が終わった。
現実の母は、もういらないと言うのに、物を大量に買ってくる人だった。買ってきては人の冷蔵庫を勝手に開け、中身を勝手に入れ替えて満足していた。
母と妹は気まぐれで料理をするのだが、味がついていない、見栄えも気にしないものばかり作っていたのを思い出した。ぐちゃぐちゃで脂っこいそれを、私は生きるためだけに食べた。子どもらしくまずいと言うと泣かれて違う母親に育ててもらいなさいと言われるので。
私の誕生日の日も、妹の作った、ぐちゃぐちゃケーキで祝った。スポンジに生クリームをぐちゃぐちゃにぬりたくって市販のお菓子のカラフルなチョコを貼り付けただけのそれは、やはり味がしなかった。
私はそれをとっても喜んだふりをしながら食べた。いい家庭を演じないと違う母親に育ててもらいなさいと泣かれるから。
ケーキは、やはり味がしなかった。スポンジの硬い食感と味のしないあぶらっぽい生クリームだけ覚えている。もはや疑問すら持たずに私はそれを口に入れた。
これが、我が家の「祝福」だった。そこに私はいない。
ま