まめしばたんは生きたい。

うつとか、注意欠陥型ADHDとか、就労とか、毒親とか。母親に人生搾取された女がそれでも生きようとあがくブログ。

体験記の箸休め 発達障害の告知と受容2

 どうも、まめしばたんです。

 

・昨日の話

自分が発達障害の少し傾向が有ると告知されて大ショック。

 

・本日の話

発達障害をどう受容したか?

 

臨床心理士さんから告知を受けてからは、カウンセリングに行くたびに色んな人の話をしました。

例えば、黒柳徹子さん。トットちゃんですね。発達障害を持っているけれども、そんなこと、全然関係なくて、好奇心にあふれていて、人のことをよく知りたがりで、よく喋って、いつも明るい、素敵な女性だと思います。

黒柳徹子さんと向田邦子さんの友情の話もしました。ドラマ化もされたエピソードですが、向田さんにはパートナーがいたのですが亡くなってしまった。そんな時に不思議と徹子さんが遊びに来て、何をするわけでもないのだけど向田さんが作ったご飯を一緒に食べて帰っていく。私このエピソードが大好きです。

ドラマ版のトットちゃんでは満島ひかりさんがトットちゃんをミムラさんが向田さんを演じていらして、このエピソードも取り上げられています。

 

それから、発達障害ではないけれども、生きにくい人の話として、印象的だったのが、ニキ・ド・サンファルさんの話でした。

ニキさんはフランスの美術家なのですが、幼少期から虐待を受けており、それが作品に影響を与えていた、その辺の話は色々と調べてみたのですが、複雑すぎて私に説明できるまで消化できませんでした。

 

ただ、ニキさんの作品というか、パフォーマンスとして影響を受けたのが「射撃絵画」です。その名の通り、絵の具の入った缶を壁際に用意して、それを離れたところから銃でパァアアアああああああン!!!!!と打ち抜いて絵の具をぶちまける。それが作品になるというものです。

女が、銃を持って、絵の具を打ち抜きぶちまける、なんて、野蛮だけど、すごく開放的な気分になりませんか?かっけえええええええ!!!うおおおおおおおお!!!と思いませんか?

 

それからニキさんは、パートナーを得て、精神世界的な作品やら、最後は自分の理想の庭「タロット・ガーデン」を作っていく。一人の女性の精神世界が生涯を通じて変化していくのが作品から見て取れるという感じのお話らしいんですが、精神分析の専門家の目から見て大変良かったという話でその辺は私には分かりませんでした。

 

たくさんの人の生き方の話を通じて、私はいつの間にか「もっと自由に、他人とは違う自分を出してみたい!自分を隠さず出せる人ってカッコいい!奇想天外四捨五入奇妙奇天烈摩訶不思議出前迅速落書無用どんとこい最高!」と思うようになっていました。

 

ある日、私は臨床心理士の先生に言いました。

「先生、私、ほんとはこんな髪型じゃないんですよ?」

「どんな髪型なの?」と先生は聞きました。

仕事をするために地毛の色、セミロングを地味にまとめた髪の私は言いました。

「私、本当は、髪型アシンメトリーで、短い方は剃りこみが入るほど短くしていて、暗い赤色で染めているんです。」

 

それからは、発達障害という言葉に囚われずに、自分が好きだと思うモノ、ファッション、人、アートに敏感になりました。ニキさんが絵の具の缶を撃ったように。私も自分を解放した自分が好きになりました。

今でも東京に遊びに行くときは、いつもの自分とは全く違う、大好きな格好をして遊びに行きます。でも、そっちが本当の自分でとても居心地がいいのです。そしてそんな自分を受け入れてくれる東京も好き。田舎者かな?笑

 

こうして、私は、発達障害を、ではなく、「自分自身」を受け入れたんです。自分の変わったセンサーは発達障害が確かに関係しているかもしれない。父母の人生は非道で外道で残酷だったかもしれない。だけどそんなの関係ない!私は私の人生を歩くの。私は自分の好きなものが大好き!これが私よ!誰にも支配されない発達障害グレーゾーンの私よ!!っしゃあらんめえ!!!

 

そんな私に、もうひとつだけ、受け入れることに大事だったファクターがあるので、明日、語らせてください・・語りたがり屋でごめんなさいね。でも、とても大事な出会いでした。